2011年9月13日火曜日

主が造られた私の心:契約の虹:フリッパー





実穂は結婚して何年にも成る。
子供は居なく、夫婦はいつも2人でどこに行くのも一緒、何をするのも一緒だった。

その旦那様、ある日突然に、神さまに召されて天国に帰って行った。

あまりに急な出来事で実穂は自分を制する事が出来ない状態に落ち込んだ。

「なぜ?」この事の答は実穂の周りのどこにも無かった。

誰も答えてくれない、、、
人の言葉が空々しく、何をしても何を聞いても空しさだけがこみ上げて来て、、、心が「空っぽ」になった。

「何の為に生きて行けばいいのか?」最愛の人ですら、一言の言葉も残さず、一瞬で行ってしまった、、、
「なぜ、私だけ取り残されてる?。。。」

旦那様と暮らした全ての思い出の中に、一緒に歩いた人生の全ての場所に旦那様が居た。
空を見ても、花を見ても、風の中にも旦那さんが思い出される。

毎日一人になると涙が溢れる。
誰も拾ってくれない涙がボロボロと溢れて、床に落ちていく。
ポタポタと音を立ててる、なのにその音に誰も気がついてくれない、、、ひとりぽっち。。。

実穂はロスに逃げて来た。
行き場を無くして逃げて来た。

でも、神さま、貴方の恵は計り知れず、貴方の哀れみは朽ちる事がありません。
イエス様は実穂をしっかりと受け止めてくださり、初めはゆっくりとした足取りで、実穂にあわせて、ゆっくりと、ゆっくりと歩かれた。

歩きながら静かに語られた主のこころ。
「私について来なさい。貴方は私の民、私はあなたの神である。私は貴方を決して離れず、貴方を捨てない。」

イエス様と語り始めて10日が過ぎた頃、実穂は心のドアを開けた。

「イエス様、私の心にお迎えします。貴方が私の人生の主であられてください。私は貴方に信頼します。」と告白した。

あれから実穂は自分の全てを主に捧げて生きて来た。
下は実穂から来た、『神の国からの便りである。』



おばさん、
2年ぶりにフリッパーに会ったんだ。
近くに住んでいるのにね。全然会いに行かなかった。
あれからずっとフリッパーは徹の弟君と暮らしてるんだよ。
珍しく弟君から「出かけるから預かって欲しい」って連絡が来て1泊2日で預かることになったの。
彼らの家まで迎えに行った。う~ん、嫌な感じがそのまま的中。
弟君は「まあまあ上がっていきなよ」って言ったけど、5分もいられずにフリッパーを預かってさっさと帰ってきちゃった。
その家は徹と結婚してから住んでた家でね、中もほとんどそのままになってるの。
だからいろんなこと思い出しそうでね、そこにいられないんだ。
「あれ?これって恐れか?」
イエス様に会って元気になったはずだったのにおかしいな。。。って落ち込んだよ。。。
でもとにかくフリッパーには会えた。気を取り直してこの2日はヤツに尽くそうって思ったんだ。
「久しぶりだね。ごめんね、会いに行かなくて」って言ったら、
(いいよ。全部わかってるから)っていうような顔してあくびしてたー(笑)
ん?ヤツの中にもイエス様がおられるのか?
ヤツは全然変わってなかったよー。神様の愛みたいに。

その日の夜に開いた聖書の箇所にはこう書いてあったんだ。
「死の綱が私を取り巻き、よみの恐怖が私を襲い、私は苦しみと悲しみの中にあった。そのとき、私は主の御名を呼び求めた!『主よ。どうか私のいのちを助け出してください!』 主は情け深く、正しい。まことに、私たちの神はあわれみ深い。主はわきまえのない者を守られる。私がおとしめられたとき、私をお救いになった。私のたましいよ。おまえの全きいこいに戻れ。主はおまえに良くしてくださったからだ。
まことに、あなたは私のたましいを死から、私の目を涙から、私の足をつまずきから、救い出されました。」
(詩篇116:3-8)
ア~~メン。染みたー。
人間って自分が思ってるほど従順じゃないねぇ。。フリッパーは立派に新しい主人に仕えているのにね。
「私は生きるかぎり主を呼び求めよう。」アーメン。
いつでも主の御名を呼び求めれば神様は私を光の中へ連れ出してくださる。ほっとした。

次の日ヤツと散歩してたら、空に虹がかかってたんだよ。「ん~いいね!」
夜、ヤツを送り届けたときに車の中で自分に向かって「イエスの血潮、イエスの血潮」家の前で「イエスの血潮、イエスの血潮」玄関の中で「イエスの血潮、イエスの血潮」ってやってきた。らんじゃさんの証読んでたから(笑)それ思い出してとにかくやってみた。次に行った時は部屋の中もやってくるよ。今は弟君とフリッパーが暮らす家だからね。主は彼らにも目を留めていてくださるよね。
うん。神様のまったき愛の中に生かされてるって改めて知ることができた2日間だったよ。ハレルヤだね。
今日の東京の空はきれいな青空!イエス様の血で洗われた私の心とおんなじだー。
写真見てー。

実穂

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